今日の気になるニュース1/27

こんにちは酒飲み夫婦です。アグフレーションという言葉を知っていますか?ちなみに私は、今朝の新聞を読んで初めて知りました!農業とインフレをかけた造語です。なぜ、アグフレが進んでいるのでしょうか?

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穀物・食料の高騰、複雑に絡まる原因

小麦、大豆、とうもろこし、コーヒーといった食料先物市場は、高値圏で推移しています。異常気象による生産減少、コロナ禍に伴う労働力不足等が原因とされています。いま、人々の暮らしの様々な場面に影響する「アグフレーション」が進んでいます。

さらにアグフレーションを加速させる要因として、肥料価格の高騰があげられます。昨年、窒素・リン酸・カリウムは、米国で小売価格が2〜3倍に跳ね上がりました。さらに生産国の地政学リスクが拍車をかけます。世界最大の肥料生産国であるロシアとベラルーシです。

ベラルーシに対し、米国・EUは人権侵害を理由に2021年12月に追加制裁を出しました。ベラルーシは有数のカリウム生産国で、米国地質調査によると、生産量はカナダ・ロシアに次ぐ3位となっています。当然、輸出量も多く、世界の肥料会社に影響が及び始めています。

ウクライナを巡り、米国と激しく対立するロシアもカリウムの生産大国で、今後世界への影響は計り知れないです。

リン酸についても、経済安全保障が影を落としています。米国は、モロッコとロシアのリン酸肥料が、国内産業に損害を与えたとし、昨年相殺関税を課しました。エネルギー不足対策中の中国は、今年6月までにリン酸の輸出を停止するようです。中国が主要品目の生産や輸出停止すると、世界相場へも大きく影響します。

主観

最近の新聞やニュースを見るまで、ロシアがこんなに資源を、生産・輸出していると知らなかったので、驚きました。と同時に、世界が負の連鎖に陥っているので、不安にもなりました。エネルギー生産・輸出している大国の輸出停止により、穀物の肥料が高騰し、穀物を食べて育つ肉や、穀物を使用するパンや油といった食品にも影響がでると考えられます。

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